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選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子
本,河合 香織
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によって 河合 香織
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ペーパーバック : 245ページ pages
作者 : 河合 香織
コレクション : 本
ISBN-10 : 4163908676
フォーマット : 単行本
発行日 : 2018/7/17
本のタイトル : 選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子
平均的な顧客フィードバック : 3.8 5つ星のうち(22人の読者)
ファイル名 : 選べなかった命-出生前診断の誤診で生まれた子.pdf (サーバー速度21.28 Mbps)
ファイルサイズ : 27.15 MB
内容紹介 その女性は、出生前診断をうけて、「異常なし」と 医師から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だった。 函館で医者と医院を提訴した彼女に会わなければならない。 裁判の過程で見えてきたのは、そもそも 現在の母体保護法では、障害を理由にした中絶は 認められていないことだった。 ダウン症の子と共に生きる家族、 ダウン症でありながら大学に行った女性、 家族に委ねられた選別に苦しむ助産師。 多くの当事者の声に耳を傾けながら 選ぶことの是非を考える。 プロローグ 誰を殺すべきか? その女性は出生前診断を受けて、「異常なし」と医師から伝えられたが、生まれてきた子は ダウン症だったという。函館で医師を提訴した彼女に私は会わなければならない。 第一章望まれた子 「胎児の首の後ろにむくみがある」。ダウン症の疑いがあるということだ。四十一歳の光は悩 んだ末に羊水検査を受ける。結果は「異常なし」。望まれたその子を「天聖」と名づける。 第二章誤診発覚 「二十一トリソミー。いわゆるダウン症です」。小児科医の発した言葉に、光は衝撃をうける。 遠藤医師は、検査結果の二枚目を見落としていた。天聖は様々な合併症に苦しんでいた。 第三章 ママ、もうぼくがんばれないや ついに力尽きた天聖を光はわが家に連れて帰る。「ここがお兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒に 寝る寝室だよ」。絵本を読み聞かせ、子守唄を歌い、家族は最初で最後の一夜を過ごす。 第四章 障害者団体を敵に回す覚悟はあるのですか? 天聖が亡くなると遠藤医師はとたんに冷たくなったように夫妻は感じた。弁護士を探すが、 ことごとく断られる。医師から天聖への謝罪はなく、慰謝料の提示は二〇〇万円だった。 第五章 提訴 それは日本で初めての「ロングフルライフ訴訟」となった。両親の慰謝料だけでなく、誤診 によって望まぬ生を受け苦痛に苦しんだ天聖に対する損害賠償を求めるものだった。 第六章 母体保護法の壁 母体保護法ではそもそも障害を理由にした中絶を認めていない。したがって提訴は失当。被 告側の論理に光は、母体保護法が成立するまでの、障害者をめぐる苦闘の歴史を知る。 第七章 ずるさの意味 光の裁判を知って、「ずるい」と言った女性がいた。彼女は、羊水検査を受けられなかった のでダウン症の子を生んでしまった、と提訴したが、その子は今も生きている。 第八章 二十年後の家族 京都で二十年以上前にあったダウン症児の出産をめぐる裁判。「羊水検査でわかっていたら 中絶していた」と訴えた家族を訪ねた。その時の子どもは二十三歳になっているという。 第九章 証人尋問 裁判では、「中絶権」そのものが争われた。「中絶権」を侵害され、子どもは望まぬ生を生き たというが、そもそも「中絶する権利」などない。そう医師側は書面で主張した。 第十章 無脳症の男児を出産 苦しむだけの生であれば、生そのものが損害なのかを光の裁判は問いかけた。一方、この女 性は、子どもが無脳症であるとわかりながら、中絶をせずにあえて出産していた。 第十一章 医師と助産師の立場から 病院は赤ちゃんの生存の決定を家族に委ねるようになっている。障害をもって生まれた子は、 何もしなければ死ぬ子も多い。だが現場の助産師は、そうした中疲弊している。 第十二章 判決 判決は被告に一〇〇〇万円の支払いを命ずる原告側の勝訴。しかし、それは、「心の準備が できなかった」夫妻への慰謝料だった。光は「天聖に謝って欲しかった」と肩をふるわす。 第十三章 NIPTと強制不妊 優生保護法下で、強制的に不妊手術を受けた人たちが、国家賠償訴訟を始めて、全国的な広 がりとなった。私は最初に提訴した宮城県の原告の女性を訪ねる。 第十四章 私が殺される 「なぜダウン症がここまで標的になるのか」。NIPTによってスクリーニングされることに 「私が殺される」という思いで傷ついている人たちがいる。 第十五章 そしてダウン症の子は ダウン症でありながらも日本で初めて大学を卒業した岩元綾は言った。「赤ちゃんがかわい そう。そして一番かわいそうなのは、赤ちゃんを亡くしたお母さんです」。 エピローグ 善悪の先にあるもの 「どうして私のことをかわいそうって言ったのでしょう……」。ダウン症当事者の岩元の言葉 を伝えると、光は涙をためながら言った。 内容(「BOOK」データベースより) その女性は、出生前診断を受けて、「異常なし」と医師から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だった。函館で医師と医院を提訴した彼女に会わなければならない。裁判の過程で見えてきたのは、そもそも現在の母体保護法では、障害を理由にした中絶は認められていないことだった。ダウン症の子と共に生きる家族、ダウン症でありながら大学に行った女性、家族に委ねられた選別に苦しむ助産師。多くの当事者の声に耳を傾けながら選ぶことの是非を考える。出生前診断をめぐる様々な当事者たちの声からつむぐノンフィクション。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 河合/香織 1974年生れ。ノンフィクション作家。神戸市外国語大学外国語学部ロシア学科卒業。2004年に出版した『セックスボランティア』で、障害者の性と愛の問題を取り上げ、話題を呼ぶ。2009年『ウスケボーイズ―日本ワインの革命児たち―』で小学館ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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著者 [EPUB]からタイトルをダウンロード-電子ブックをダウンロード以下は、選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
作者 : 河合 香織
コレクション : 本
ISBN-10 : 4163908676
フォーマット : 単行本
発行日 : 2018/7/17
本のタイトル : 選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子
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内容紹介 その女性は、出生前診断をうけて、「異常なし」と 医師から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だった。 函館で医者と医院を提訴した彼女に会わなければならない。 裁判の過程で見えてきたのは、そもそも 現在の母体保護法では、障害を理由にした中絶は 認められていないことだった。 ダウン症の子と共に生きる家族、 ダウン症でありながら大学に行った女性、 家族に委ねられた選別に苦しむ助産師。 多くの当事者の声に耳を傾けながら 選ぶことの是非を考える。 プロローグ 誰を殺すべきか? その女性は出生前診断を受けて、「異常なし」と医師から伝えられたが、生まれてきた子は ダウン症だったという。函館で医師を提訴した彼女に私は会わなければならない。 第一章望まれた子 「胎児の首の後ろにむくみがある」。ダウン症の疑いがあるということだ。四十一歳の光は悩 んだ末に羊水検査を受ける。結果は「異常なし」。望まれたその子を「天聖」と名づける。 第二章誤診発覚 「二十一トリソミー。いわゆるダウン症です」。小児科医の発した言葉に、光は衝撃をうける。 遠藤医師は、検査結果の二枚目を見落としていた。天聖は様々な合併症に苦しんでいた。 第三章 ママ、もうぼくがんばれないや ついに力尽きた天聖を光はわが家に連れて帰る。「ここがお兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒に 寝る寝室だよ」。絵本を読み聞かせ、子守唄を歌い、家族は最初で最後の一夜を過ごす。 第四章 障害者団体を敵に回す覚悟はあるのですか? 天聖が亡くなると遠藤医師はとたんに冷たくなったように夫妻は感じた。弁護士を探すが、 ことごとく断られる。医師から天聖への謝罪はなく、慰謝料の提示は二〇〇万円だった。 第五章 提訴 それは日本で初めての「ロングフルライフ訴訟」となった。両親の慰謝料だけでなく、誤診 によって望まぬ生を受け苦痛に苦しんだ天聖に対する損害賠償を求めるものだった。 第六章 母体保護法の壁 母体保護法ではそもそも障害を理由にした中絶を認めていない。したがって提訴は失当。被 告側の論理に光は、母体保護法が成立するまでの、障害者をめぐる苦闘の歴史を知る。 第七章 ずるさの意味 光の裁判を知って、「ずるい」と言った女性がいた。彼女は、羊水検査を受けられなかった のでダウン症の子を生んでしまった、と提訴したが、その子は今も生きている。 第八章 二十年後の家族 京都で二十年以上前にあったダウン症児の出産をめぐる裁判。「羊水検査でわかっていたら 中絶していた」と訴えた家族を訪ねた。その時の子どもは二十三歳になっているという。 第九章 証人尋問 裁判では、「中絶権」そのものが争われた。「中絶権」を侵害され、子どもは望まぬ生を生き たというが、そもそも「中絶する権利」などない。そう医師側は書面で主張した。 第十章 無脳症の男児を出産 苦しむだけの生であれば、生そのものが損害なのかを光の裁判は問いかけた。一方、この女 性は、子どもが無脳症であるとわかりながら、中絶をせずにあえて出産していた。 第十一章 医師と助産師の立場から 病院は赤ちゃんの生存の決定を家族に委ねるようになっている。障害をもって生まれた子は、 何もしなければ死ぬ子も多い。だが現場の助産師は、そうした中疲弊している。 第十二章 判決 判決は被告に一〇〇〇万円の支払いを命ずる原告側の勝訴。しかし、それは、「心の準備が できなかった」夫妻への慰謝料だった。光は「天聖に謝って欲しかった」と肩をふるわす。 第十三章 NIPTと強制不妊 優生保護法下で、強制的に不妊手術を受けた人たちが、国家賠償訴訟を始めて、全国的な広 がりとなった。私は最初に提訴した宮城県の原告の女性を訪ねる。 第十四章 私が殺される 「なぜダウン症がここまで標的になるのか」。NIPTによってスクリーニングされることに 「私が殺される」という思いで傷ついている人たちがいる。 第十五章 そしてダウン症の子は ダウン症でありながらも日本で初めて大学を卒業した岩元綾は言った。「赤ちゃんがかわい そう。そして一番かわいそうなのは、赤ちゃんを亡くしたお母さんです」。 エピローグ 善悪の先にあるもの 「どうして私のことをかわいそうって言ったのでしょう……」。ダウン症当事者の岩元の言葉 を伝えると、光は涙をためながら言った。 内容(「BOOK」データベースより) その女性は、出生前診断を受けて、「異常なし」と医師から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だった。函館で医師と医院を提訴した彼女に会わなければならない。裁判の過程で見えてきたのは、そもそも現在の母体保護法では、障害を理由にした中絶は認められていないことだった。ダウン症の子と共に生きる家族、ダウン症でありながら大学に行った女性、家族に委ねられた選別に苦しむ助産師。多くの当事者の声に耳を傾けながら選ぶことの是非を考える。出生前診断をめぐる様々な当事者たちの声からつむぐノンフィクション。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 河合/香織 1974年生れ。ノンフィクション作家。神戸市外国語大学外国語学部ロシア学科卒業。2004年に出版した『セックスボランティア』で、障害者の性と愛の問題を取り上げ、話題を呼ぶ。2009年『ウスケボーイズ―日本ワインの革命児たち―』で小学館ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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著者 [EPUB]からタイトルをダウンロード-電子ブックをダウンロード以下は、選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
河合香織さん『選べなかった命出生前診断の誤診で生れた子』、読了。河合さんは2004年、 日本における障害者の性的介助の現状、オランダのNPO活動などに取材した『セックスボランティア』という本を、 上梓しています。ノンフィクション作家=第三者としての記述に徹する立場から、ひとりの女性として自分は、 障害者の性にたずさわることが出来るのか?他人事にせず河合さんはそう、自身に問いかけ そして「私的ノンフィクション」とでも言うしかな踏み込んでゆくのです――そして最新作『選べなかった命』。光さんと呼ばれる女性が置かれることになった過酷な状況、 彼女の起こした訴訟が起こした波紋、 「生きる」ことを巡るさまざまな声が描かれています。まだ小さな子ども三人を育てながら光さんは、あたらしい命を授かる。ただ四十歳を超えている自分の年齢、 将来的に上の三人の子どもたちが追うことになるだろう負担を考え、 出生前診断を行うことを決意。 結果「異常なし」と伝えられていたのに生まれてきた赤ちゃんはダウン症だった――出生後すぐに新生児集中治療室(NICU)に入って、いくつもの合併症に苦しみながら、わずか三カ月半で亡くなった彼は生前から、 「天聖」と名付けられていました。 光さんは誤診を下した医師を提訴します。出生前前診断で「異常」を告げられていたら、 中絶するつもりだった。でもわずかな間でもわが子温もりに触れ、 抱きしめた彼女は中絶という選択したか、どうしても「言い切れない」のです。 優生保護法下で中絶を強要された精神障害者たちの悲しみ。 障害を理由とした中絶を「認めていない」母体保護法と、 出生前診断で「異常あり」と知った母親の大部分が中絶を選んでいる現状の乖離。 診断を告げるけれども、赤ちゃんの生存決定権を家族に委ねるという残酷。「なぜダウン症がここまで標的になるのか。ただ一つ辿り着ける結論は、(医学の進歩によって、長く)立派に生きるからです」日本ダウン症協会理事長は講演で、そう発言したといいます……。ダーウィンの従兄弟に当たるフランシス・ゴルドンが提唱した「優生思想」についてまで考えさせられる、 問題提起的な本です。
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